変化の激しい時代を生き抜く力を非日常環境で醸成する体験型リーダー養成プログラム Leadership Quest Workshop in Mongolia

■開催日程(予定)
 事前研修(0.5日):2024年6月28日(金)
 現地研修(6日):2024年7月25日(木)~30日(火)
 事後研修(0.5日):2024年8月23日(金)
 ※現地事情等により日程は変更になる場合があります。

■訪問地  モンゴル国 ウランバートル 他

開催趣旨

これからの時代はVUCA(Volatility,Uncertaity,Complexity,Ambiguity)の時代だと言われています。 激動の時代に環境変化の濁流に巻き込まれない適切な舵取りを求められるリーダーには、

①環境が変わろうとも自身の中心軸をぶらさず、克つ、しなやかに環境対応ができること
②様々な不確実な事象、未来を受け入れることができるように自身の視座を広げ続けること

が必須の要件となります。

この「体験型次世代経営リーダー養成プログラム」では、日常業務を超えた様々な体験を通して、環境変化に対応する生き抜くリーダーの在り方、組織の在り方について
①理論 ②体験 ③内省 をもとに考察し、
自身のリーダーシップのスタイルを見つめ直すことで

今後の組織の舵取りに活かす自身のリーダーシップの再形成、核となる哲学=軸の醸成をしていただくことを目的として開催いたします。

VUCA:ひとことで言うと予測不能な状態
  • V olatility(変動性)
  • U ncertainty(不確実性)
  • C omplexity(複雑性)
  • A mbiguity(曖昧性)

現地研修地「モンゴル国」についての概要

通称「モンゴル」。東アジア北部に位置する共和制国家。首都はウランバートル。
東と南の二方向を中国内モンゴル自治区と、西を新疆ウイグル自治区、北をロシア連邦とそれぞれ接する内陸国
モンゴル高原のうち、外蒙古と呼ばれたゴビ砂漠以北の一帯にほぼ該当する領域を国土とする。
面積は 156 万 4116 平方 km(日本の約 4 倍)、人口は約280 万人。
人口の約 40%が首都であるウランバートルに集中している。
気候は全体的に雨量が少なく乾燥しているのが特徴で、ウランバートルは「世界一寒い首都」と言われ、冬には気温がマイナス 20~30℃にまで下がる。

1911 年に中国・清朝から独立を宣言した後はソ連の影響を大きく受け、社会主義政策を進めていたが、1990年に民主主義・市場経済へと移行した。最近は鉱物資源ブームで経済成長も著しく、外国からの投資も伸びている。

モンゴルの外交方針は隣国の中国・ロシアとのバランスを維持しながら、それに過度に依存することなく「第三の隣国」(日本・アメリカ)との関係を発展させることとしている。
日本との外交関係は、1972年(昭和47年)2月24日に樹立された。
以前はノモンハン事件による反日感情も見られたが、相撲による交流が盛んになった今日では、国民感情としても日本とは友好的関係が維持されている。日本より多額のODAが供与されており、日本車の中古車も人気である。
2004年(平成16年)11月に在モンゴル国日本国大使館が実施した世論調査では、「日本に親しみを感じる」と答えた回答が7割を超えたほか、「もっとも親しくすべき国」として第1位になるなど、現在のモンゴル国はきわめて良好な親日感情を有する国となっている。

以上の概要からわかるとおり

  • 1. 良好な親日感情を保ち比較的安全な渡航先である
  • 2. 内陸国、厳しい自然環境、と日本とは大きく異なる文化背景を持つこと
  • 3. 世界帝国を築いた経験のある遊牧民が現代にも残す生活習慣・行動の逞しさ

などの条件から、VUCAの時代を生き抜くリーダーのための体験型リーダー養成プログラムの実施に当たり、最適の学びを得られる地として、選定いたしました。

自身の行動、考え方のよりどころとなるもの = “観”

日本能率協会の考える経営リーダーとしての “観”

  • 歴史観
    歴史を理解し方向性を見出す場合の視座。
  • 人間観
    「人間とはなにか」あるいは「人間の心の本質はなにか」という見方、考え方。 今日では、科学はもちろん、社会や文化、宗教、教育など多くの方向からアプローチが必要である。
  • 世界観
    世界を全体として意味づける見方・考え方。

自己観察と自己一致

馬を通じて自身の在り方と向き合う

馬は、群れで生活する草食動物の中でも特に繊細かつ敏感な生き物で、人間のわずか感情の機微や木の変化を感じ取り同調する『ミラーリング』という特性を持ちます。

馬の持つ特性を使って、自分の感情に気づき、コントロールする力を獲得できます。 人は無意識のうちに意図とは違うノンバーバルのメッセージを発してしまうことがあり、他者はそのメッセージをとても敏感に感じ取ってしまうものです。 他者の気持ちを理解し、自分の気持ちを伝え、動かすといった経営者やリーダーのような“群れを率いる”役割を持つ人材にとっては、ノンバーバルコミュニケーションの重要性に気づき、的確にマネジメントすることは必須となるスキルです。

こんな人には受講をお勧めします。

  • 無意識に人に威圧感を与えてしまっているとよく言われる。
  • 何を考えているかわからないとよく言われる(ノンバーバルでダブルミーニングを発してしまっている)
  • コーチングやマインドフルネスのプログラムを受けてみたが、ピンとこない。

プログラムの3つの構成要素リーダーシップの再形成

Ⅰ 理論

強大な帝国を築いたモンゴル帝国の興亡、現代モンゴルの立ち位置からの学び
  • 強力なリーダーシップ
  • 遊牧民の伝統と生活習慣に根付く組織運営と人の成長について
  • 事業承継、リーダーの選出における欠陥から滅亡を考える
  • 地政学から見た北東アジアでのモンゴルの役割と存在感

書籍による事前学習と専門家からの学び、対話。
●外からの視点:日本人研究者による講義 (歴史・政治・文化)
●当事者としての視点:現地専門家の講義(歴史・文化、現代モンゴル)

Ⅱ 体験

現代の遊牧民と家畜からの学び、近代国家モンゴル視察と対比

~自然との共生の中、現代遊牧民とのふれあいから学ぶ~

  • 家畜のコントロール、人と動物とのコミュニケーション
  • 移動可能なゲルでの生活からの工夫

~人口の半数が集まる首都ウランバートルでの国家としてのモンゴルの在り方の片鱗に触れる~

草原見学、遊牧民ゲル型ツーリストキャンプ滞在、遊牧民宅訪問・生活視察、乗馬体験 都市部見学、大使館・経済団体等訪問との交流、文化施設訪問、流通施設視察

Ⅲ 内省

乗馬やゲルでの活動体験を通し自らの内面を見つめ対話する≒アクティブ禅
  • 繊細な動物である馬と自分の意識との対話
  • 常に変化する集団でのリーダーシップ

体験の共有と言語化、相互フィードバックによるメタ認知と自分事化
事後の振り返りと共有

全体プログラム(スケジュール)

プレ0.5日(1M前)
6月28日(金)

渡航前

事前学習
セッション

  • 課題書籍読了『モンゴル帝国の興亡』 『現代モンゴルを知るための50章』/10MTV動画講義
  • 歴史と経済、組織の形態と滅亡へ、現代モンゴルの立ち位置
  • 決地理、民族文化から知る遊牧文化と現代のモンゴル人の特性
  • 旅の諸注意、懇親会

登壇者:専門家講師 ファシリテーター
会場:在日本、モンゴル大使館

現地6日間
7月25日(木) DAY1 7月26日(金) DAY2 7月27日(土) DAY3 7月28日(日) DAY4 7月29日(月) DAY5 7月30日(火) DAY6
往路推奨便
MIATモンゴル航空

OM502 成田13:55

ウランバートル
18:30 (所要時間5:35)

ウランバートル

【移動】 ウランバートル→天の川ツーリストキャンプ

【チェックイン】 ゲルづくり

【乗馬体験①】

■リフレクション ミーティング

天の川TC

【乗馬体験②】

【交流・文化体験】
遊牧民の家に訪問、交流

羊の解体見学

■リフレクション ミーティング

天の川TC

【乗馬体験③】
バヤンツォグトツーリストキャンプへ乗馬で移動(20㎞)

■リフレクション ミーティング

■伝統芸能鑑賞 ディナー(アルコール)

バヤンツォグトTC

■リフレクションミーティング 全体を通しての振り返り

【移動】 ウランバートルへ

空港へ移動、解散
ウランバートル
7:00発
推奨便 成田
13:55

ウランバートル
18:30

集合
19:00

大使館・博物館等への訪問

自由時間

成田
12:55着

復路推奨便
MIATモンゴル航空

OM501便
ウランバートル 7:00

成田 12:55
(所要時間4:55)

UB市内泊 天の川TC 天の川TC バヤンツォグトTC UB市内泊
アフター0.5日(3W後)
8月23日(金)

渡航後

事後学習
セッション

  • 事後レポート
  • 研修後の実践と実感の共有。 意識変化と実践したこと、周囲への影響(シェアリング)
  • 今後の自身の在り方を改めて見つめ、問い直す。(宣言)
  • 懇親会、ファシリテーターを囲んで

登壇者:専門家講師 ファシリテーター
会場:都内会場(選定中)

開催日程(予定)

事前研修(0.5日):2024年6月28日(金)
現地研修(6日):2024年7月25日(木)~30日(火)
事後研修(0.5日):2024年8月23日(金) ※現地事情等により日程は変更になる場合があります。

参加料(税抜き)

法人会員
1,200,000円/2人(1人当たり60万円)
700,000円/1人

会員外
1,700,000円/2人(1人当たり85万円)
950,000円/1人

◆ 参加費に含まれるもの

  • テキスト
  • 現地宿泊費、交通費、食費 (ウランバートル空港現地集合のため、日本~モンゴル(ウランバートル空港)までの交通費は含みません)

講師紹介

ファシリテータ―

茂木 崇史(もてぎ たかひと)
株式会社BOLBOP 代表取締役 経営/組織コンサルタント エグゼクティブ・コーチ

【経歴】
2002年東京大学経済学部卒業後、マッキンゼーアンドカンパニーにて主に大企業向けの戦略立案ならびに組織変革業務を経て、株式会社リンクアンドモチベーションに転職。
中小ベンチャー企業向けの経営~組織人事コンサルティングから大企業向けにビジョンやブランドコンセプトを社内外に浸透させるインナーブランディングコンサルティング事業の立ち上げに携わり、最終的に事業部長を務める。
東日本大震災をきっかけに2012年に独立、2013年に株式会社BOLBOPを設立し、リーダーシップ開発やホラクラシーなどの次世代型組織開発業務を多数経験する。
これからの時代に求められるリーダーシップのあり方を探求する体験型プログラムを探す中で、モンゴルでの乗馬を通じたリーダーシッププログラムに出会い、実践する。


曽根原 幹人(そねはら みきと)
一般社団法人日本能率協会 経営研究主幹

【経歴】
1996年日本能率協会へ入職。
人事・人材開発分野の各種プロジェクト企画・運営に従事した後、関西オフィスマネジャー、経営ソリューショングループ長、法人経営センター長を経て、2013年より理事。
2016年より、公益事業、調査・研究活動、ASEAN関連プロジェクト(アジア共・進化活動)を担当する「KAIKAセンター長」に就任。
2018年より、経営者・経営幹部育成、人事プロフェッショナルの育成、KAIKAの普及・推進、各種経営課題解決に資する事業を推進する「経営・人材革新センター」ディレクターに就任、2020年4月より経営者育成事業(現役員向け・次世代経営者層向け各種トレーニングプログラムの企画・ファシリテーション・講師業務等)に従事し、2022年6月より現職。
2023年より情報経営イノベーション専門職大学 非常勤講師(「新興市場における事業開発」担当)。
著書に、『「未踏の時代」のリーダー論』(日本能率協会編、日本経済新聞出版社刊、2019年)。

渡航前事前学習セッション 講師 プロフィール

小長谷 有紀(こながや ゆき)
独立行政法人日本学術振興会 監事 国立民族学博物館超域フィールド科学研究部教授、 総合研究大学院大学地域文化学専攻長併任。

【経歴】
専攻は文化地理学・モンゴル・中央アジアの遊牧文化。
国立民族学博物館超域フィールド科学研究部教授、総合研究大学院大学地域文化学専攻長併任。
1981年に京都大学文学部史学科卒業。同大学院博士課程に進んだ後、満期退学。
1993年に国立民族学博物館助教授、2003年に同民族社会学部教授、2004年に研究戦略センター教授、2009年に民族研究社会学部教授・部長を経て、2017年より現職。
2011年3月から6月まで国立民族学博物館で特別展「ウメサオタダオ展」の実行委員長を務め、2011年12月から2012年2月まで日本科学未来館にて企画展「ウメサオタダオ展-未来を探検する知の道具-」実行委員長を務める。
2013年春、紫綬褒章叙勲。

参考文献・資料

モンゴル帝国の興隆と衰退 – 多摩大学 https://www.tama.ac.jp/guide/inter_seminar/2018/asia.pdf
モンゴル帝国の興隆と衰退 ~大英帝国との比較を通して~ https://www.tama.ac.jp/guide/inter_seminar/2018/2018_asia_cyukan.pdf
滅亡から読み解く世界史 http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-11169-8
現代モンゴルを知るための50章 (エリア・スタディーズ133) https://www.akashi.co.jp/book/b183549.html

お問合せ先

一般社団法人日本能率協会  経営・人材革新センター 体験型経営リーダー養成プログラム in Mongolia事務局
TEL:03-3434-6616
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