本プログラムのねらい
- 心理学等に基づく消費心理の普遍的ルールと現在の消費トレンドを理解
- 強い差別化を実現する革新的商品の開発プロセスを実感
- 自分ごと化を促すプロモーションを物語マーケティングで実現
特長
- 「自分ごと化」をコアコンセプトに、商品企画とコミュニケーション(伝え方)企画を一気通貫で学びます。
- 「8つの価値観底流変化と17のライフスタイル・消費トレンド」など、今の消費者の骨太な動向を確認できます。
- たった二問とエクセルだけで発見する最適価格理論をご紹介します。
- ワークショップ方式の演習を通じて、実践的に学びます。
プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です
1日目(10:00~17:00)
マーケティングの本質を理解し、消費者心理やトレンドを学んだうえで、消費者インサイド洞察力を高めて、「売れる商品」のコンセプトの作り方を学ぶ。
1.思わず買いたくさせるためのマーケティングと「自分ごと化」
・高名な経営学者ドラッカーによるマーケティングの定義は「売るための努力を不要とし、自然と売れるようにすること」とかなり難解。その真意は?
・マーケティングのゴールは「自分ごと化」にあり
2.消費者インサイト
・心理学をマーケティングに応用すると見えてくる重要ルール。
・ヒット商品から逆読みする、現在の消費トレンド。
3.「 弱者の戦略」で考える商品コンセプトのポイント
・強い差別化とは、イノベーションで「独自のポジション」を得てこそ。
・イノベーションの本質は「ありそうでなかった」を生み出す意外な組み合わせ(新・結合)。無から有を生むことではない。
4.商品コンセプト開発のワークショップ
グループ個人演習
・マインドマップ手法を使って、商品の消費者ベネフィットを三タイプに分けて整理・確認したのちに、特に重視すべき要素を抽出。
・例題を用いたグループワークのあと、参加者が関与する商品カテゴリーの個人ワーク。
2日目(10:00〜17:00)
商品を思わず買いたくさせる「物語マーケティング」の概念とコミュニケーション開発の基本を学ぶ
5.物語マーケティングの概要
・「ターゲット顧客像→主人公」「商品→味方としての名脇役」を軸とする物語を起承転結の基本フレームに分解して創作することで、「自分ごと化」を加速するコミュニケーションを導出する。
・その際に大切なのは、結として「感動できる未来志向のエンディング」があること。
6.コミュニケーション開発のワークショップ
グループ個人演習
・グループごとに一つの商品を事例に、物語マーケティングを実践。
・最後に、参加者が関与する商品を対象とした個人ワークを実施。
7.たった二問とエクセルだけで見つける最適価格
・「目から鱗」の最適価格の定義
・たった二問とエクセル関数で最適価格を発見する方法
対象
マーケティング・商品企画・営業企画部門等の業務をご担当されていて、特に、
- 値下げやマス広告に頼らないで売上げを伸ばしたい方
- 感性に訴えるマーケティングを指向する方
- 「自分ごと化」の促進を志向している方
- 現代の消費者をもっとリアルに理解したい方
- トレンドやヒット事例を体系的に理解したい方
- 価格を調査に基づいて合理的に決めたいと思う方
費用について
実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。
参加者の声
- “自分ごと化”とは何か、それがマーケティングにどれだけ大切なことかが理解できた。これまでは機能価値ばかりを見ていたので、自社に戻ってからは、企画・コミュニケーションにおいて「気分的価値」を重視したい(サービス業 2年目)
- アイデア出しをする前にこのセミナーを受けておきたかったです。もっといい商品アイデアが出せたのに!と思いました。開発中の商品の販促方法の検討や、今後の開発時のアイデア出しで、本セミナーにて習った事を活用し、広めたいと思います。(建設業 3年目)
- 基本的な内容からていねいに教えていただけるので、初心者でもわかりやすかったです。商品企画する際に、最後までコミュニケーションを意識して提案できるよう、職場で実践をしてみたい(輸送用機器 4年目)
- 3Cや4Pを超えたマーケティングの考え方が身につきました。弊社はBtoBですが、BtoBtoCを見越して、BtoBなりの物語や製品を考えたいと思います。(電気機器 5年以上)