本プログラムのねらい
IoT、ビッグデータなど情報技術の進歩により、市場や顧客に関するデータは今まで以上に早く、簡単に、詳細に手に入るようになりました。
一方、貴方の企業では、これらの多くのデータを、新たなニーズの発掘や商品の企画、戦略などマーケティング活動に上手く利活用できているでしょうか?膨大なデータを保有しながら、「価値の源泉」に変えるための分析の知識や、結果を読み取るスキルがないために、ただ眺めているだけ、、という状況に陥っていませんか?
情報の利活用が企業の生き残りを左右する時代において、データを扱えるビジネスパーソンの活躍の場は、ますます広がっていくでしょう。
これからは、調査部門やリサーチ会社だけでなく、マーケティング等の企画、戦略担当者も積極的にデータを活用し、分析結果から新たな企画や戦略の切り口を探索する等のスキルが求められます。
長年にわたり、マーケティングリサーチ関連セミナーを開催してきた日本能率協会では、企画・戦略担当者全般を対象に、統計・データ分析の基礎知識を学べ、手法を習得できるセミナーを開催します。はじめての方でも分かりやすいよう、基本を体系的に学んでいただけるプログラムです。
プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です
1日目(10:00~17:00)
〈統計・データ分析の基礎知識編〉
データ分析とは何か?
その定義や基礎知識、概念としての分析手法について、体系的に学びます。
これによってデータ分析の全体像がわかります。
1.データ分析の重要性
・データ分析の定義
・データ分析の重要性
・データ分析のプロセスと枠組み
2.分析目的の明確化
・課題の整理と仮説設定
・分析目的の明確化
・分析に対するアプローチ
3.分析方法の基礎知識
・Excel分析ツール&関数の使い方
・基本統計量(平均・分標準偏差など)
・一般的な分析ツールの紹介
4.データ分析に用いるデータとその準備
・データの種類
・分析用データの加工とその整理(実質化など)
・データ加工方法の詳細
2日目(10:00〜17:00)
〈データ分析実践編〉
各種分析手法について、論理的背景およびExcelを活用した事例・演習を通して、データ分析の実際を学びます。
分析手法を身につける最速の道は実務でのトライ&エラーを繰り返すことです。
5.要因間に差があるか否かを見る
・要因間の差の検定(平均値の差の検定)
・Excelによる事例
演習問題(その1)
平均値の差の検定の求め方&結果の解釈。
6.要因間の関係性の強弱の把握
・相関分析
・Excelによる事例
演習問題(その2)
相関係数の求め方&結果の解釈。
7.要因を用いた売上高の分析および予測
・回帰分析(単回帰分析、重回帰分析)
・Excelによる事例
演習問題(その3)
回帰分析の使い方&結果の解釈。
8.気温による売上高のピークとボトムを調べる
・3次多項式回帰分析
・Excelによる事例
演習問題(その4)
気温による売上高のターニング・ポイントの求め方。
対象
(マーケティング 企画 商品開発 営業・販売 調査)
- リサーチ部門ではないが企画や戦略に活用することを目的に、データ分析を始めたい方
- データ分析の基礎と実務を体系的に学びたい方
- リサーチ部門、調査会社と円滑に調整するため、基本知識や考え方を身につけたい方
費用について
実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。