人事考課(評価)スキルアップ

本プログラムのねらい

部下の人事考課(評価)は、管理者にとっての責任役割の重要なもののひとつです。

昇進時に人事考課(評価)の解説を受け、解説書を手渡されたとしても、実際に効果(評価)表・目標管理が配布されたときには思い悩み・思考が止まる。また、部下育成の手段としては、上手く活用できない、管理者が多く見られます。

また、人事部の方にとれば、人事考課(評価)者の理解度評価基準などにはバラツキがあり、調整を余儀なくされ、考課(評価)に対する不信感があり、運用に悩んでおられる場合が多いようです。

本プログラムでは、人事考課(評価)の「目標設定」「進捗管理」「評価」「面談・育成(結果のフィードバック)」の一連のサイクルを、演習などを交えながら解説し、人事考課(評価)に自信が持てるような要点を提示します。他社の評価者と考課(評価)についての意見交換を通じ、管理者としての考課(評価)意識を高めるとともに、日々のマネジメント行動のなかでの実践スキル習得を行っていただきます。
新任・既任の管理者の皆様とともに、人事考課(評価)研修のすすめ方について問題を感じていらっしゃる人事部門や研修担当の皆様のご参加もお勧めします。

受講者ならびに派遣責任者の皆さまへ

研修効果をたかめるために、会社の考課表・解説書・フォーマット(代表的なものを1枚・無記入のもの)など考課に関する資料をご持参ください。
研修で紹介する事例と比較することで、自社の制度の特徴を認識し、より理解を深めていただくために使用します。

プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です

1日(10:00~17:00)
1.人事考課(評価)の抱える問題と対応
考課(評価)が拙いと、どうなる ~組織・部下への悪影響
オープン化が原則であるが、運用に難があるケースが発生中

2.人事考課(評価)で押さえたい重要なポイント
監視?チェック?ダメ出し?それとも…育成
人事考課(評価)では、会社・管理者・被考課者において意識の差がある

3.人事考課(評価)を的確に活用するための基本原則と応用
基本的な評価の仕組みとすすめ方
どこに影響するのか……昇給・賞与・育成?

4.人事考課(評価)を上手くすすめるための要点
まずは目的の再確認から
人事考課(評価)でよく見かけてしまう問題ある行動
考課(評価)要素と尺度を理解する
考課表が狙いとするところを考える
人事考課(評価)の運営を理解する
考課ならびに目標管理事例
人事考課(評価)演習と意見交換
人事考課(評価)演習

5.人事考課(評価)の傾向と問題ならびに対応策
寛大化・厳格化傾向、中心化傾向、自己投影効果、論理誤差など
ハロー効果等のチェック

6.方針ならびに目標設定と運用について
目標設定についての理解促進
目標管理のあり方~やる気の換気

7.部下育成視点・対話のすすめ方
評価の結果を利活用する
部下指導と上司補佐・OJTのすすめ方
面談のすすめ方・チェック項目
「あなたの面談は被考課者のやる気を引き出せるか」
面談演習

まとめ・ふりかえり
※人事考課については、人事考課、評価、査定など様々な用語があります。それぞれ使用目的等によって、範囲や内容が異なる場合がありますが、今回のプログラムでは、原則として、制度的な側面を人事考課と称し、行動や結果について確認する行為を評価と説明することとします。ご了承ください。

対象

  • 新任管理者(人事考課(評価)者となる方)
  • 人事考課(評価)の基本を身につけたい方
  • 人事考課(評価)・目標管理を部下育成にうまく活用したい方
  • 人事考課(評価)の運用に疑問を感じている人事責任者・担当者の方

費用について

実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。

参加者の声

  • 人事考課についてのポイントを理解し、改めて考える機会を得ることができよかった。
  • 他社の話しを聞くことができ、また人事考課本来の目的を考えることができた。