価値創出のためのDXプロジェクト推進セミナー

DXの真髄を理解し、デジタル価値を獲得する

本プログラムのねらい

 日本企業の間で、意外なほどデジタルトランスフォーメーション(以降DX)の「裾野」が広がっていません。 DXに関する経営者の姿勢で「重要性を理解しているものの、現場任せ」と「重要性を理解していないし、無関心」といった悩みをよく聞きます。
 本セミナーでは、DXをブームで終わらせないために、DXの真髄を理解して頂き、デジタル価値を獲得するため、アイデア創出プロジェクトの体験をしていく中で、デジタル価値のアイデアを創出する方法、必要となる思考法の選択方法、更にイノベーションが起こせる条件を体得して頂きます。本セミナーの終了後、自社に戻り、DX を推進する上で上位管理者に何をすべきか提言できる人材育成を目指します。

対象

  • DX推進部門の方
  • DXプロジェクトの責任者、担当の方
  • これからDXを推進する上で、変革を推進するリーダー
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)とは本質的に何で、DXの真髄のヒントを得たい方
  • 斬新なアイデアを創り出し、デジタル価値を提案していきたい方

ポイント

① これからDX の推進を開始する上で何をすべきか、論点が理解できる。
② DXを進める上で、何が障害となりそうか、論点が整理できる。
③以下の3つのデジタル価値を創出するプロセスを体得する
 <3つのデジタル価値>
  1)コストバリュー
  2)エクスペリエンスバリュー
  3)プラットフォームバリュー
④DX の技術要素を利活用して、イノベーション(創造的破壊)が起こせることを体得する
⑤イノベーションを起こす上で必要となる、個人、チーム、組織の条件が理解できる

1日目
時間 プログラム
9:45

16:45
  1. DXの真髄に迫る
    • DXの定義
    • 変革とは何を意味するのか
    • デジタルの価値とは
    • イノベーションを考慮してDXを再定義する
  2. 2025年の崖の課題振り返りと必要となるデジタル化アーキテクチャー
    • 2025年の崖(経済産業省)
    • SORとSOEの違い
    • デジタル化に必要となる組織機能・体制
    • デジタル化アーキテクチャー
  3. DXの進め方
    • DXの進め方の例
    • DXのための企業変革の進め方
  4. DXの現状と事例
    • DXを実現する技術
    • メーカーのサービス化とビジネスの変化
    • サービス事業の新展開
  5. デジタル価値(エクスペリエンスバリュー)の創出方法
    • CX(顧客体験)戦略とは何か
    • CXの効果をどう計測するか(NPSに着目)
    • CX戦略の事例ご紹介
    • CX戦略を組織として適応するには
  6. デジタル価値(プラットフォームバリュー)の創出方法
    • プラットフォームとは何か
    • プラットフォーム型ビジネスモデル
    • プラットフォーム・プレイリストの活用方法
2日目
時間 プログラム
9:45

16:45
  1. 価値創出プロジェクトで用いるプロセスと思考法
    • リーンスタートアップ
    • デザイ思考、アート思考、デザイン・ドリブン・イノベーションの強みと弱み
    • 101デザイン思考概要
  2. 【ケーススタディ】DX技術要素を活用して革新的サービスを創出する

    1)モード1:目的を見出す

    2)モード2:コンテクストを探求する

    3)モード3:人々を知る

    4)モード4:インサイトをまとめる

    • ペルソナを理解する
    • カスタマージャーニーマップを作成する
    • インサイトを合意形成する

    5)モード5:アイデアを探求する

    • 未来に向けてアイデアを提示する
    • アフターデジタルを想定してデジタル技術要素を入れ込む

    6)モード6:解決策を練る

    • ビジネスモデルを評価する
    • プラットフォームを検討する
    • 顧客体験(CX)を考慮し、新しい意味を定義してパラダイムシフトを起こし、企画書を作成する

    7)モード7:製品・サービスを実現する

    • プロトタイプ作成の意義を理解する