部長のための未来洞察と組織・事業変革推進セミナー

本プログラムのねらい

「創造し続ける組織・事業づくり」を担う部長職が直面する5つの課題の深耕と対応策を集中的に研究します

新任部長とは異なり、部長経験の長さにより部門運営の経験値に基づき必要とされる資質や能力の向上が求められます。

マネジメントモデルを習得し、現在の部門運営における「課題を発見・整理する力」や「課題解決の仕組みの構築・提案する力」を養い、あらたなマネジメント能力向上を醸成します。

本プログラムの特長

◆ VUCAを迎えたビジネス環境

従来から様々な自社の環境変化を予測する手法がありました。
しかし、VUCAの時代は、変動する速度が早かったり、影響の大きい想定外な事柄に見舞われたり、様々な事柄の絡み合い方の複雑性が高まったり、相関・因果の曖昧性も広く、従来の考え方での戦略・計画、実行だけではビジネスがたいへん難しくなります。

◆ 部長の役割の変化 ~PDCAからVUCAを乗り越える課題解決力

いままでも、そしてこれからもPDCAのマネジメントがなくなることはありません。
しかし、強い組織・強い事業づくりには、PDCAサイクル以上にVUCAに対応する課題解決力が不可欠になります。
ここでの課題解決力とは、すなわち「知的機動力を持つ組織・業務変革の視点と実践能力」であり、「創造し続ける組織・事業づくりを担う能力」です。

◆ 部長が備えるべき課題解決力-知的機動力とは

知的機動力とは、蓄積した組織・個人の知力を有効に活用し俊敏な思考と機敏な行動を自発的に実践し続ける力です。
しかしながら、これらは従来の部長の役割を積み重ねるだけでは備えられるものではありません。
そこで、本コースでは、上記の能力を高めるために、今後部長が直面する5つの課題の解決策を深く考え、他社のメンバーとの広い議論を通じて、幅広い知見を有してもらうためのものです。

プログラム例 ※ご要望に応じてカスタマイズ可能です

1日目(10:00〜19:00)
1.環境変化への備えは充分か
1) マクロ~業界~当社~担当領域
2) 企業経営と社会課題の連動性
3) 「個の成長・組織の活性化・組織の社会性」を考える
マクロ環境動向、自社、担当事業・業務の課題を当事者としてどう受け止めるか。また、自社事業と社会課題との関連性なども検討します。

2.組織のチャレンジ精神を駆り立たせているか
1) ミッション・ビジョンの共有化と目標・計画の浸透をいかに進めるか
ケース研究1
2) 知的機動力を備えた組織を支える仕組みは充分か
3) 働き方改革を実践化する意識・業務改革に遅れはないか
俊敏な思考と機敏な行動を自発的に実践し続ける「知的機動力経営5つの視点」を題材に、自社、担当業務領域で強化すべき仕組みやマネジメントの視点を考察、討議します。

3.メンバー・部下の「自律と成長」にコミットしているか
1) 事業や部門の使命・成果・計画の重要性
ケース研究2
2) 課長の役割・使命は明確か
3) 課長・チームメンバーは成長と成果への実感をもっているか
メンバー・部下の「自律性と成長」を引き出し、醸成する組織づくりに必要な視点を再認識するとともに、自ら働きかけるべき行動計画を参加者間の経験交流も通じて検討します。

2日目(10:00〜17:00)
4.ステークホルダーとの協働視点に広がりはあるか
1) 社会課題解決と事業・業務の関連性を意識できるか
ケース研究3
2) メタ・プロジェクトの視点からの事業・業務変革
自社、担当事業・業務について、敢てスコープを広げ、社会課題との関係性や関係者との新しい協働視点の可能性について研究します。

5.3年後を見据えた自身のリーダー像は明確か
1) リーダーシップタイプ
2) マネジメントスタイル
3) 研磨すべき資質・能力と受容・発信
環境変化、自社、担当事業・業務の広がりを意識しつつ、今後の自身のリーダーシップのあり方を研究するとともに、具体的な意識・行動シナリオを重要度・優先度も含めて検討します。

◆総括~課題対応の重要度と優先度は明確か

対象

  • 部長職の方で部門運営能力に磨きをかけたい方
  • 部門内の課題解決の仕組みの構築・提案する力を学びたい方

費用について

実施にかかる費用については、「よくあるご質問」をご覧ください。