学習テーマと内容の設定|経営幹部育成のSTEPをつかむ!『リーダー育成読本』Vol.7

公開日:2015/11/16 更新日:2023/09/13

「これから経営幹部育成研修の実施を考えている方」、「経営幹部育成研修を実施しているが、どうもうまくいっていないと感じている方」へ・・・
JMAのご支援の蓄積から、「経営幹部育成研修の設計」をする上でベースとなる考え方を皆様にお伝えしていくコラムです。

STEP6 研修の構成・流れの設定

構成・流れが決まったら、その中でどのようなテーマの学習をしていくのかを決めます。
※このSTEPは、前段のSTEP5と並行して検討するケースもあります。

学習テーマを決める

「経営基礎知識の習得」が目的とされるケースが多いことから、MBAの科目を設定する企業も多くあります。科目は様々ありますが、その中でも「戦略」「財務」「マーケティング」「組織」「リーダーシップ」が組み込まれることが多くあります。研修目的によって学習すべきテーマは変わりますが、社風や参加者の状況から、「ロジカルシンキング」や「チームビルディング」「コミュニケーション」といった、基礎的なビジネススキルを組み込むケースもあります。
また、「戦略」というテーマを1つとっても、例えば自社が単一事業であれば「事業戦略」にフォーカスした内容にしたり、「財務」も「アカウンティング」のみにしたり、「事業計画策定に必要な財務知識」にフォーカスした内容にしたり様々です。
さらには、「成果物と直結させる」という目的と、「成果物との直結よりも、幅広く経営知識を学ばせる」目的では、テーマの種類やフォーカス場所も変わってきますので、研修の目的、ゴール、成果物と照らし合わせて検討を進めます。

学習テーマの並びを決める

無作為にテーマを並べるよりも、ストーリー性がある方が受講者としても各テーマのつながりをイメージすることができます。JMAの支援実績から、「リーダーシップ」を最初に実施する企業が多いです。それは、リーダーとしての役割認識を通じてまずはマインドセットを行いたいと考える企業が多いからです。また、リーダーに必須の思考として「論理思考」を最初に実施する企業もあります。
ここで大事なのは、何らかの意図、ストーリーを持った順序にすべきということです。
各学習テーマはそれ自体はバラバラの領域ですが、経営の意思決定をする際は、それらをつなげて考えることになりますので、「バラバラ」ではなく「つながり」があることを意識して受講 してもらう必要があります。

ステップ

『経営幹部育成研修の設計STEP』

経営幹部育成研修の実現をご支援しています

この『リーダー読本』は、「これから経営幹部育成研修の実施を考えている方」、「経営幹部育成研修を実施しているが、どうもうまくいっていないと感じている方」に向けて、進め方のヒントをお伝えするために執筆しています。
JMAソリューションでは、本コラムでお伝えしているプロセスをお客様と共に具体的に検討し、実現を支援いたします。 経営幹部育成研修について課題をお持ちの方は、ぜひご相談ください。

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