コラムcolumn

ウェビナーレポート

自分とメンバーの特性を知りマネジメントを行いやすくする「DiSC®活用説明会」

企業が多様な属性・価値観を強みとして事業活動を進めていくために、社員の「個」を生かした人材育成が求められています。そこでJMAでは、「組織の人材育成や能力開発」で講師を務める前田典子氏にご登壇いただき、ダイバーシティマネジメントにおいて注目される診断ツール「DiSC®」の少人数参加型ウェビナーを実施しました。その模様をレポートします。

2021610日実施)

DiSC®」とはなにか?

DiSC®」とは社員の行動特性を「D(主導)、i(感化)、S(安定)、C(慎重)」の4分類でとらえ、その強弱バランスでそれぞれの「スタイル」を整理する行動心理学上の理論であり、妥当性の高いコミュニケーションアセスメントとされています。

参加者はまず、自らのスタイルを判定するため、事前に測定問題を受けて講座に臨みました。当日は、「自分のスタイルと特徴」等の分析結果が記された「ワークプレイスプロファイル」を受け取り、それと照らし合わせながらDiSC®の理論を学んでいきます。プロファイルで示された自分のスタイル判定に対する反応は人それぞれ。そこで、さらに理解を深めるために、参加者同士がペアになり、互いのスタイルを紹介し合う対話タイムに入っていきました。

各スタイルの行動パターン

職場でのコミュニケーションに不和が生じる原因として挙げられるのは、優先する行動パターンや欲求の違いです。

DiSC®では各スタイルの行動パターンを、主導型のDは「直観的で決断が早い」、感化型のiは「楽観的で社交的」、安定型のSは「思いやりがあり協力的」、慎重型のCは「緻密で正確」と分析します。分析方法を一通り学んだあとは、実際、この「違い」を自覚しないで部下や同僚に強要するとどんな衝突が起こるかを紹介。
「社交的なiの上司が、CDの部下に自分と同じやり方を強要したら?」、「大きな目標にやりがいを感じるDの上司が、小さな目標設定を好むCの部下にどのように指導する?」といった場面を取り上げたうえで、部下や同僚との関係を良くするためには、まず自分の行動パターンを自覚すること、次に「違うスタイル」への接し方がポイントになることが説明されました。

なお、自分のタイプに合わせた具体的な方策については、事前に手渡された「ワークプレイスプロファイル」に示されていて、参加者はすぐに実践できるようになっています。

    DiSC®」の活かし方

    続いて、参加者自身で「自分たちならどんな場面で使えるか」をディスカッションする対話タイムが設けられ、「複数のチームを作るときに活かせそう」「職種や部署の配置をやみくもに作るより、的確な人員配置ができそう」等の意見が挙がりました。

    最後に、「チーム全員が受けられると最強」という参加者の声を受けて、「全員が知らなくても、チームの1人がこの理論を知っているだけで変わるはず。私自身も、相手のスタイルが明確にはわからなくても、想像しながら営業や研修で人と接している」と前田氏がアドバイス。参加者の実務での活用にエールを送りながら、講座終了となりました。

     

    講師紹介

    前田典子(Noriko Maeda
    株式会社Keiビジネス 代表取締役 

    国際コーチング連盟(ICF)プロフェッショナル 認定コーチ(PCC)、キャリアコンサルタント、DiSC®ファシリテーター等

    【略歴】
    早稲田大学人間科学部卒業。(株)東京銀行(現三菱UFJ銀行)等の金融界を経て(株)マネジメントサービスセンターに入社。150社以上の研修講師として活躍後、2013年に(株)keiビジネスを開業。企業内の人材育成や能力開発に携わる人材育成コンサルタント、研修講師、ビジネスコーチとして活躍。

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