経営者育成に取り組んだ背景 日本ハムキャリアコンサルティングインタビューVol.1

経営幹部育成を目的に、様々な施策を実施されているニッポンハムグループ。日本能率協会(JMA)はその一つである部長層向けの「経営セミナー」をご支援させていただいています。経営幹部育成をスタートさせた経緯や、経営者に必要な力、今後の展望について、ニッポンハムグループの教育研修をとりまとめている日本ハムキャリアコンサルティングの代表取締役 今村圭史様にお話を伺いました。聞き手はJMAの水沼勉です。(本文中敬称略)

経営者育成に取り組んだ背景

(水沼)
まず、今村さんの現在のお立場、役割について教えてください。

(今村)
当社はニッポンハムグループの採用と教育に特化した会社で、ニッポンハムグループで企画した事業、もしくは弊社と一緒に企画したものを運営しています。現在私が代表取締役社長を務めさせていただいております。

(水沼)
JMAが支援させていただいています経営者育成について、企画された背景等、お聞かせいただけますでしょうか。

(今村)
当時の経営層の課題認識として、次期経営者を計画的に意図的に育成をする必要があると考えたことが背景にありました。
ニッポンハムグループは事業部制の会社です。例えば加工品を扱うセクション、お肉を扱うセクションという感じに各事業が成り立っています。お肉関連以外にもお魚やチーズを取り扱う会社もあります。普段はそれぞれが専門特化し、スペシャリストとして会社が大きくなっていますし、人財もスペシャリストとして成長をしてきています。

しかし、経営者となると、それだけでは駄目で、広くグループ内外のことを理解していないと、最適な意思決定はできないと私は思っています。
普段はそれぞれの専門分野のお仕事がメインですが、経営者育成の取り組みではトータルに経営者としての考え方やマインドを身に着けてもらえるような内容にしています。
経営者が何らの事情で交代する時、次にその役割を担ってもらう人財がいるか?かということを真剣に考えたのがきっかけです。それまではあまり考えておらず、各部門で専門特化したことをやっていたので、全体感を持った経営人財が育っていなかった。そういう危機感もあったのだと思います。

(水沼)
貴グループにおける経営者育成に関する取り組みを教えていただけますか。

(今村)
階層ごとに選抜型の研修を実施しています。
次期役員クラスを担う部長クラスに対する「経営セミナー」、課長クラスに対する「ビジネスリーダーコース」係長クラスには「ビジネスカレッジ」「ミッションチャレンジ」、若手層には「ミッションチャレンジ」という、主に4つで構成されています。

(水沼)
JMAは「経営セミナー」をご支援させていただいていますが、今村さんがこのセミナーをご担当されたのは5年前ですよね?その前は、今村さんはどんなお仕事をされていたのですか。

(今村)
私は食肉事業本部というところで、営業を担当していました。

(水沼)
経営セミナーを担当することになって、最初はどう思いましたか?また、一番苦労したことをお聞かせください。

(今村)
経営セミナーはグループの一番上位の選抜型研修だということは知っていたので、そこに携わるのは大変だなあ、という思いがありました。グループ企業の役員も参加しますが、経営セミナーでは、立場の異なる共同作業者という前提で、役員クラスの方々への連絡や、研修の中身を伝えて、理解・協力してもらうというのが大変でした。

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