アサヒグループHDインタビュー(4)人材育成上の課題とは?

「財務」「会計」の学習というと、必要性を感じながらも、少し苦手意識をお持ちの方も多いのではないでしょうか。このテーマを個人の自己学習に任せず、社内で重要テーマとして扱いしっかりと研修を実施される例が増えています。
社内でファイナンス(財務)研修を実施いただいた、アサヒグループホールディングス株式会社 R&D推進部 協創推進グループ グループリーダー 池田恒広様にお話を伺いました。
聞き手は日本能率協会 副島一隆です。(以下、敬称略。所属お役職はインタビュー当時)
(前回の内容はこちら

(副島)
ここまではなぜ、ファイナンス研修なのかという部分や、全体の教育体系についてお聞きしましたが、少し視点を変え、JMAと取引していただいている理由や感想について聞かせてください。お取引いただいて4年目です。ここまで継続して依頼いただいているのは、どういった部分を評価いただいたのでしょうか。

(池田)
最初のきっかけは、数年前にホールディングス主催で、幹部育成の研修が実施され、その時の受講者に研究所の責任者がいました。その研修が終わった段階で責任者から、「経営に関する知識を習得することは、研究所の幹部クラスにとっても非常に重要。私が受けた研修と同じような研修ができないか?」という話がありました。

その幹部研修をJMAさんにご支援いただいていたということで、本件もJMAさんにご相談したわけです。

そして実施をしたのが先程話に出た経営スキル研修です。実施した結果、非常に良い内容、講師陣でした。途中で、テーマの数を変更(ファイナンス研修に特化)しましたが、何年か継続してもずっと高評価です。生の声で「本当に良かった」と聞いています

それがあるので、新しく変えることは全く思い浮かばず、「ぜひ次も」と考えました。

(副島)
講師とプログラムが良かったわけですか。

(池田)
④そうです。それと実績ですよね。JMAさん全体として、研修ではかなり実績がありますし、既に我々のグループとのお取引もありますし。

あとは、JMAさんの担当者の方がかゆいところに手が届く印象を持っています。経験も豊富で、1つ要望したらいろいろな答えが返ってきます。例えばこちらが「こういうふうにしたい」というと、すぐに「これはどうですか」と回答していただけます。引き出しがいっぱいあるとよくいいますが、何をお願いしても答えが出てくるみたいなイメージを持っています。

(副島)
ありがとうございます。
さて、この研修から話は離れますが、これからも育成の体系ブラッシュアップしていくわけですよね。池田さんが課題として考えていることは何でしょう。人材育成上でも結構ですし、部門の職務推進上のことでもいいのですが。

(池田)
当たり前ですが、私たちは企業の成長には、人材育成が欠かせないと思っています。 成長支援所長会という会議を月に1回開き、社員の成長について話し合っています。

現状では、研修がすごく多いです。そうすると、応募が少ない研修もあります。せっかくいい研修なのに、応募が少なく、開催を断念したものもありました。

先程ファイナンスで2年ごとにやろうというようなことを申しましたが、ある程度の年齢になった人材が育つのを待ち、そのタイミングでやりたいと思っているのです。

教育を毎年やるのはすごく重要なことだと思いますが、せっかくお金をかけて開催しても、参加する人が少なかったり、やる時期が早すぎたりすると、もったいないものです。

研修のテーマとそういったスキル・能力が必要になる年代が重なる時期に、ぴったり合うような研修をやりたいのです。それが課題といったところでしょうか。

(副島)
タイミングと量と質を複合的に見ているわけですね。

(池田)
うまくやりたいと思っているのですが、そこが非常に難しいのです。

~つづく(4/5)~

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