ニュー・オータニインタビュー Vol.3 研修への理解獲得のための仕掛け

「自己表現力強化」「新任主任・係長研修」などのテーマで、JMAの社内研修を数年来実施いたただいた株式会社ニュー・オータニ様。近年は、社内内製化と外部研修活用の両輪で、自社に合った研修体系を模索しながら、さらなる人材育成強化に取り組まれています。
自ら社内講師もお務めになっている経営管理室 人事総務部 能力開発課係長 杉井志帆様にお話を伺い、能力開発の企画者として、また社内講師としての両方の視点で、人材育成についての考え方やチャレンジについてお話いただきました。前回の内容はこちらから

(聞き手:日本能率協会 横田靖信   ※本文中敬称略)

研修への理解獲得のための“仕掛け”

(杉井)
来年の新入社員研修では、社内で講師を当て、部課長をはじめとした各部署の責任者に研修を担当してもらう予定です。

目的は2つあって、新入社員にとって、上位の方たちから話が聞けたという経験になるという良さが1つ。

もう1つの目的は、当社が進めている研修というものに対して社内の理解を得るために、社内の管理職に講師を依頼している点です。講師を担当していただいた方に“本当にありがとうございました”と感謝を伝えると、当社の研修での取り組みに対しても前向きな反応に変わります。例えば、“今年の新入社員を、また夏の研修に参加させたいのですけど”、といった依頼に対しても、“研修は大事だからね”と理解が得られます。

ニューオータニ2横田)
社内研修全体に対する理解が深まるということですね。

(杉井)
そうなんです。理解を得る機会としては、新入社員研修が一番効果的です。講師としてのインストラクション技術は必ずしも高くないとしても、受け手の新入社員はフレッシュですし、いろいろ吸収しようという姿勢で臨んでいますので。

(横田)
なるほど、気合も入っていますね。

(杉井)
新入社員に研修後に話を聞いてみると、「〇〇部長の話を聞けてすごくよかったです」と純粋に喜んでくれるんです。

(横田)
ご自身の仕事人生の一番初めのスタートの時の思い、一番純粋な気持ちを、大切にして差しあげたいですね。

外部からの学びを積極的に吸収し、発揮していく

(杉井)
今後、私たちのチームから、日本能率協会で行っていらっしゃる公開セミナーには、積極的に参加しようと思っています。研修をアレンジする立場としても、また時には社内講師としての立場に立つ者としても、最低でも半年に1回は、外部のセミナーに出て、新しい内容をどんどん勉強していかないと、ネタが尽きてしまいます。

もちろんプレッシャーもありますが、やはり『ホテルニューオータニイズム』に落としこむことだけはやっていかなければならないし、それだけは唯一可能なことだと思っています。社内で講師をするということは、普段の生活での私自身が見られているわけですから、それもプレッシャーでもあります。日常の姿も全てプレゼンテーションのようなものですものね。

普段から“杉井さんが言うことだったら”と耳を傾けてもらえるような関係性の構築や自分の立ち居振る舞いについても注意していかなければという話はしています。

(横田)
ホテルニューオータニの方々の「立ち居振る舞い」は皆美しいですよね。

(~つづく3/4~)

 

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