ニュー・オータニインタビュー Vol.2 内部講師から”イズム”を伝える

「自己表現力強化」「新任主任・係長研修」などのテーマで、JMAの社内研修を数年来実施いたただいた株式会社ニュー・オータニ様。近年は、社内内製化と外部研修活用の両輪で、自社に合った研修体系を模索しながら、さらなる人材育成強化に取り組まれています。
自ら社内講師もお務めになっている経営管理室 人事総務部 能力開発課係長 杉井志帆様にお話を伺い、能力開発の企画者として、また社内講師としての両方の視点で、人材育成についての考え方やチャレンジについてお話いただきました。前回の内容はこちらから

(聞き手:日本能率協会 横田靖信   ※本文中敬称略)

プレゼンテーションスキル研修での新たなチャレンジ

(横田)
ご自身で十分な準備をされて、いろいろな分野でアンテナを張って、様々な分野に
チャレンジされるのは素晴らしいことだと思います。

(杉井)
「伝える」スキルの練習をしようという内容の研修を、先日実施しました。受講者に対して、ただ“やってください”だけでは少し弱いと感じているので、「明日役員・部門長の前で、自分がやりたいこと、自分の思いを3分間で伝えてください」という課題に取り組んでもらう予定です。どのような場になるか若干不安もありますが、とても楽しみです。

(横田)
ニューオータニ3多くの方を巻き込んで、研修を研修だけで終わらせない仕組みを作られたのは素晴らしいと思います。お話を聞く側の幹部の方々からも、「善意のワンポイントアドバイス」をいただけると、受講者のモチベーションも上がるかもしれませんね。

(杉井)
そのようなフィードバックをもらえると本人たちも苦労したかいがありますね。「本当にやりたいことってあるんでしょう? それを伝えればいいのですよ」というヒントだけで、あとは当日ぶつけて進めるぐらいの感じでいいのかもしれないですね。「自信をもって、伸び伸びやってください」と、伝えることにします。

“『ホテルニューオータニイズム』を伝える“―外部との役割分担

(横田)
杉井さまのチャレンジングスピリットには本当に感銘いたします。

(杉井)
係長研修に関しては、去年までは日本能率協会の色々な講師の皆さまに研修をお願いしてきました。私や研修担当のチームの者は、勉強になるのですが、研修終了後のアンケートでは、研修に対する熱意や講師との相性の差があることを感じました。

上層部からも“もっと当社の実務に即して考えるような研修に変えて欲しい”と提示され、
さすがに本気で勉強しなくてはいけないと思い、夏のセミナーに参加させていただいて、それをヒントに今回社内で講師をやってみたということなのです。

外部教育機関に頼る部分を、少し違う視点に変えてみようというのが今年の取り組みでした。そこで『人の育成』のテーマに関しては、外部講師の方たちのお力をかりない限り無理だという結論となりました。

(横田)
指導・育成には求められるスキルやマインドがあるので、それを外部講師から学びましょう、とお考えになったのですね。

(杉井)
そうです。“人を教える技術”というのは、それなりに体系的に勉強する必要がありますと説得しました。
外部の先生にお願いするところと、『ホテルニューオータニイズム』を持っている私たちがやるべきことというのを住み分けしよう”というのが、今の研修体系の見直しでした。

今は社内講師としての過渡期なので、日本能率協会のお力をまだまだかりずにはいられないところです。

~つづく2/4~

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